他人まかせにしない「家づくり」

 
 
 
              我が家の「家づくり」は土地探しの期間を含めると
              足かけ5年にも及んだ。        
     

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              「家づくり」は選択と決断の連続だ。すべての行程に建て主として
              主体的に関わることの大切さと楽しさを訴えたい。

              何から何まで他人まかせにしておいて、後でクレームをつけたり
              訴訟を起こす人を見ると、私は気の毒と言うより笑えてしまう。

                          ******   

              1.十分な自己資金を用意する。
              土地取得費用+建築家設計料+建築費+手続き・ご祝儀などの諸費用
              +新しい家具+植栽費用+最後にドンと来る税金までひっくるめた総額の
              20%以上(5,000万なら1,000万以上)の自己資金を用意することが大前提となる。
    
              2.足を棒にして理想の「地」を探し出す。
              私たちは長崎にいるころから南阿蘇村に幾度となく通った。
              地元の不動産屋を巡り「おススメの土地」をたくさん見せて貰った。
              しかしピンと来る土地にはなかなか巡り会えなかった。
              熊本に引っ越してからも土地探しは続いた。
              半ば諦めかけていた頃に偶然今の土地(畑)に出会うことが出来た。
              農地転用の許可をもらうために必要書類を作成し農業委員会にも出席した。
              出会った瞬間「ピンとくる」ことが一番大事で、安易な妥協は禁物。

              3.住宅ローンを徹底的に研究する。
              フラット35、フラット35S、長期固定金利、5年間固定・変動金利
              など各種ローンの特徴と、どれが我が家には最適かとことん調べる。
              分からなければ銀行の担当者を呼んで聞く。
              元金均等返済、元利均等返済、繰り上げ返済の有利・不利
              病気・後遺障害により返済不能に陥った場合の
              セーフティーネットについても調べる。
              (※もし返済が苦しくなったら傷が浅いうちに銀行に泣きつくこと。
              銀行は自己破産されて回収不能に陥るのが一番怖いので、
              必ず返済プランの変更や利下げに応じてくれるはずだ。)
              

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              4.「我が家」のコンセプトづくり。
              いったい自分たちはどんな住まいを望んでいるのか。
              何に価値を見出すのか。家族みんなで話し合いながら発酵させる。
              思いつくまま箇条書きにしていくとイメージが湧いてくる。

              5.建築家探しは楽し。
              「住宅特集」「住宅建築」などの雑誌に掲載されている作品を眺め
              自分の感性に合う建築家を見つける。建築家は大抵自分のウェブサイト
              を持っていて過去の作品を紹介しているので、更に詳しく吟味する。
              そしてその作品、建築家の何に惹かれているのか理由も考える。
              気に入った建築家が見つかったら取敢えずメールで「お見合い」を申し込む。

              6.設計図は建て主と建築家との共同作品である。
              我が家は福岡のアーキテクト柳瀬真澄さんに設計・監理を依頼した。
              敷地を見てもらい、家族の希望と予算を伝えた。
              設計完了までの6ヶ月、家族で月1~2回の福岡通いが始まった。
              設計図は建て主と建築家の熱い気持ちのキャッチボールの中で生まれる。
              

 
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              7.現場では盛り上げ役に徹する。
              工務店が決まり、地盤調査、地鎮祭・地縄張りが済むと
              いよいよ工事がスタートする。
              現場は素人にとって、まさしくワンダーランドである。
              足繁く現場に通って、職人さんたちに声を掛け
              感謝の気持ちを伝え、工事の様子を楽しむべし。
              工事が図面通り、工期通りに進むことはまず有り得ない。
              次々と予期せぬトラブルに見舞われるのも当たり前と心しよう。
              一喜一憂することなく、建て主としてどっしり構え
              現場監理を依頼した建築家と工務店の社長を最後まで信頼すること。
              建て主が盛り上げ役に徹すれば必ず「図面」以上の住まいが完成する。

              8.地元のコミュニティーに対し敬意をはらう。
              我々は地元の方々からすれば得体の知れない部外者だ。
              警戒されて当然であり、工事中は元より引っ越してからも
              一日も早く地域の一員として受け入れてもらえる努力をしなければならない。
              手っ取り早い方法としては、地区のキーパースン・区長さんに
              ”ごろにゃん”するというのも一つの手である。
              自分の家だから何をやっていいという物ではない。
              自邸も地域の「景観の一部」という意識を持ち
              景観に配慮した落ち着いた佇まいを心掛けるべきだと思う。

                          ******
              
              「家づくり」=「自己表現」である。
              よって出来上がった家は自分そのものなのだ。

               
          
                               

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この記事へのコメント

ぷう
2010年06月02日 16:48
 おじゃまします
さすがっ!!です
月日をかければいい のではなく
施主の気持ちと思います 
先生の素直な気持ちがいい設計そして
直理さんと巡り合ったのだと思います
いい縁を引っ張ってきたのは先生の思い が
良かったのだと思います。
空楽とご縁ができて感謝してます。
それと 『建築知識』まだ読んでないので
またじっくり見ますね
あっちゃん
2010年06月03日 12:31
ぷうさん こんにちは、コメントありがとうございます。

ほぼ一生に一回の「家づくり」、目一杯勉強して
すべての過程を楽しまないと損だと思います。

それは子育てにも言えることですね。
  
空楽メンバー集まって     
夏の終わりに拙宅でバーベキューやりませんか?
 
ぷう
2010年06月11日 13:47
きゃ~ いいですね~
マジでおしかけていいですか?
スッゲっ 楽しみです!!
今日の疲れが飛びました
おじゃましまぁぁす♪
あっちゃん
2010年06月16日 13:43
ぷうさんへ。

了解しました。
ワイワイ、ガヤガヤ、ゾロゾロと
おいでになるのを待ってます。
詳しくはサカモト君へ。
    

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