要望書

 
 
              
              引っ越しの準備で荷物の整理をしている。
 
 
画像

 
              家づくり関係書類は専用のファイルにまとめて入れてある。  
              ファイルには2年前にアーキテクト柳瀬さんに一等最初に渡した
              一枚の要望書が入っており、そこには箇条書きでこう記されている。

                        *****
             
          1.深く低い軒とウッドデッキを持つ平屋のコートハウス
            夏季・冬季の日差しをコントロールし、雨の日でも楽しく過ごせる深い軒。
            フラットフロアでなく、「土間」「ガレージを利用したスキップフロア」の可能性
            を検討して欲しい。天井高・床高に変化を持たせリズム感のある空間が欲しい。
            外観は、水平基調で落ち着いた「品格」ある佇まい。
               
          2.阿蘇の夕陽を眺めながらゆったりと調理と食事ができるダイニングキッチン         
            朝と夕は家族そろって食事をとる。また娘が寝たあと夫婦でワインを楽しむこと
            が多く、私たち家族はダイニングで過ごす時間がいちばん長い。

          3.明るすぎないこと、白っぽくないこと
            日本人の「日当たり、明るさ」に対する欲求は行き過ぎているように思う。
            過度な開放感よりは適度な包まれ感、程よい間接照明による安らぎが欲しい。
            ガラス張りのような家、白っぽい壁や床は避けたい。
           
          4.重たい木製玄関ドア、石材パネルを用いた柱や壁、薪ストーブの温もり・・・
            ピーター・ズントーの「高齢者住宅」の廊下の柱、ルイス・カーンの「フィッシャー邸」の
            石積み暖炉など屋内に石が入り込むと、とても力強くモニュメンタルな印象を与える。
            経年変化が楽しめる自然素材(石、無垢材、土、漆喰など)を適所に配する。
  
          5.ある程度完結性を持たせた「離れ」的な和のゲストルーム  
            人の家に泊まったときに最も気を使うのはトイレ、洗面、入浴だと思う。
            特に朝のトイレ、洗面はゲストルームで済ませ、お客様はゆったりと     
            身支度をしてもらいたい。
 
          6.車2台+αをゆったりと収容できるガレージ
            雨に濡れずに色々な作業(遊び)ができるガレージの楽しさに気付いた。
  
          7.家族共通の、囲まれ感のあるスタディーコーナー
            書架、ワークデスク、パソコンを備えた家族共通のスタディーコーナーが欲しい。
            2人が同時に腰掛けられる幅のカウンター
 
          8.閉鎖的でなくワクワクさせる誘いのアプローチ、楽しい庭
            「この奥にはどんな素敵な空間があるのだろう」と期待感の高まるアプローチ。
            娘と友達が遊びまわる回遊性を持たせた庭。栴檀の木陰とベンチ。  
 
                        *****                            

              久しぶりに読み返してみたが、節度ある、至極真っ当な要望だった。
 

             

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック